学校紹介|校 長 室

校長からのお知らせ

令和5年度

令和4年度

令和3年度

令和2年度

今年1年間、ホームページをご覧いただき、ありがとうございました。令和3年度も引き続き、ご覧いただければありがたいです。

校長先生から、児童のみなさんへ

校長先生から、保護者のみなさまへ

あと1週間で3学期が終了です 43

令和3年3月15日(月)

校長 水上 智裕


 3学期も6年生は6日、1~5年生は7日となりました。学校では卒業式に向けて、6年生にとって心に残る卒業式になるように、職員での準備、また各学年で準備を行っています。


 また、各学年の子どもたちにとっても、今のクラスの友だち、担任の先生と一緒に過ごすのが残りわずかとなってきました。この1年間が子どもたちにとって、良い思い出になればと思っています。


 私にとっても、校長として、辰市小学校で初めての勤務でしたが、あっという間の1年間でした。振り返ってみると、新型コロナウィルスの対応でいろいろと大変でしたが、目の前の子どもたちがとてもいとおしく、とても充実した1年間でした。


 辰市小学校は、登下校の見守り、環境整備、本の読み聞かせなど、地域の方や保護者の方が辰市小学校の子どもたちのために、いろいろと労を惜しまずご協力していただき、本当にありがとうございました。


 あと残りわずかとなりましたが、「終わり良ければ、すべて良し」ということわざがありますが、良い終わり方ができるように職員力を合わせて、子どもたちのために頑張っていきたいと考えています。

学校関係者評価(児童・保護者)の結果について 42

令和3年3月8日(月)

校長 水上 智裕


 3学期も6年生は11日、1~5年生は10日となりました。今のクラス、担任の先生と一緒に過ごすのも残りわずかとなってきました。子どもたちが後で振り返ったときに、あの学年は楽しかったなあと思えるように、残りの学校生活でもいろいろなことに一生懸命に頑張ってほしいと考えています。


 12月に保護者の方と子どもたちから、学校教育に関わるアンケートに回答していただきました。これらのアンケートを学校関係者評価と言いますが、その結果についてお知らせします。結果一覧は下記に掲載していますのでご覧ください。


 特徴的な点をまとめますと、「学校生活は楽しい」「先生は勉強を分かりやすく教えている」「仲の良い友だちがいる」は、子どもたちや保護者の方から90%以上の肯定的な回答がありました。また、「学校や地域の人たちが見守ってくれている」も、子どもたちや保護者の方から、95%近くの肯定的な回答があり、これは登下校の見守り、学校の環境整備、本の読み聞かせなど、日頃の地域の方の取組のお陰だと感謝しています。「新型コロナウイルスの感染予防対策」では、子どもたちや保護者の方から90%近くの肯定的な回答がありました。「児童用パソコンの活用」では、子どもたちや保護者の方から80%近くの肯定的な回答となり、さらに積極的な活用を行っていく必要があると考えています。


 今後、この自己評価をもとに分析した結果を、学校運営協議会の方に見ていただいて意見を聞きます。そしてその結果を第三者評価と言いますが、HPに例年通り掲載してお知らせしていきたいと考えています。

子どもたちに、ぜひ知ってほしい言葉 41

令和3年2月22日(月)

校長 水上 智裕


 あと1ヵ月余りで、2020年度(令和2年度)が終了します。あっという間の1年間でした。私にとっては、辰市小学校は初めての勤務であり、校長としての1年目でした。新型コロナウィルス感染症の対応に追われた1年間でしたが、いろいろなことが思い出となり、とても充実した1年間でした。


 今年1年間で、いろいろな面で成長した子どもたちがたくさんいます。その子どもたちを見ていると、私は下のような言葉が頭に思い浮かんできます。


「心が変われば  行動が変わる

 行動が変われば 習慣が変わる

 習慣が変われば 人格が変わる

 人格が変われば 運命が変わる」


 私たちが行っている教育も、突き詰めていけば上記のことを目指しているように思います。日々の学習や子どもたちとの関わりの中で、子どもたちの心を育て、子どもたちがより良い人生が送れるように導いていくことが、我々教職員の目標だと思います。「〇〇先生と出会って、今の自分がある。」と将来言ってもらえるような教育を、今後も辰市小学校で行っていきたいと思います。

6年生が卒業するまで、あと25日です 40

令和3年2月15日(月)

校長 水上 智裕


 6年生が卒業するまで、あと25日となりました。


 今年は新型コロナウィルス感染症のため、4月から5月は臨時休校、6月から学校は再開されましたが、感染防止対策を行いながらの教育活動でした。学校行事では、体育大会は各学年でのスポーツイベントとなり、修学旅行は例年の広島県ではなく、和歌山県に行きました。


 6年生にとっては、さまざまな制限がかかる中で、辰市小学校の最高学年としていろいろな面で頑張ってくれました。私が一番印象に残っているのは、6年生と1年生との交流です。6年生全員が担当する1年生の児童に対して、1学期当初は朝から1年生を迎え入れ、下駄箱の位置や学校生活をする上でいろいろなことを教えていました。また、休み時間は6年生の児童が1年生の児童と一緒に遊ぶ姿が見られ、1年生の児童は6年生の児童が大好きでした。


 辰市小学校では、2月24日(水)から26日(金)まで「6年生ありがとうウイーク」として、各学年が創意工夫をして、6年生に感謝の気持ちを動画で伝えたり、肖像画等のプレゼントを作成したりしています。また、6年生からも各学年に動画を作成し、6年生が頑張って練習している合奏を、体育館で学年ごとに見てもらう予定をしています。


 卒業まで残り25日となりましたが、6年生の児童にとって辰市小学校で学んだ6年間が良い思い出となり、中学校に向けて大きくはばたいていけるように応援したいと思います。

子どもたちの情報活用能力を育てるために 39

令和3年2月8日(月)

校長 水上 智裕


 GIGAスクール構想で子ども一人一人にパソコンが支給され、4ヵ月ほどが過ぎました。どの学年どのクラスにおいても、授業のいろいろな場面でパソコンを活用している姿が見られます。パソコンは家庭への持ち帰りを原則としていますので、各ご家庭でも子どもがパソコンを活用していると思います。


 最近では、1年生と6年生が相互にパソコンでつながり、コミュニケーションを図る学習をしていました。新型コロナウィルスの感染防止のため、他教室への移動はできません。お互いの顔がパソコンの画面で見られ、楽しそうに学習をしていました。1年生の子どもたちが、しっかりとパソコンを使いこなしていることに驚きました。


 また、他の学年では、子どもたちがいろいろと調べたことを、パソコンで文字や写真、図、場合によっては動画を入れながら、発表し合う学習を行っていました。まさに大人になって社会人となったときに、仕事でパソコンを使ってプレゼンテーションをする場合がありますが、そういったことをすでに子どもたちは小学生で、授業の中で行っています。聞き手に分かりやすく伝えるにはどうすれば良いかという視点で、文字や写真、図の配置を考え、どのような動画を見せるかを考えます。そういった学習を通して、子どもたちの情報活用能力が育っていきます。


 日本が目指す今後の教育方針として、子どもがパソコンを第二の文具のように使用して学習することを目指しています。辰市小学校においても、積極的にパソコンを活用し、子どもたちの情報活用能力を育てていきたいと考えています。

辰市小学校は、多くの方のご協力で支えられています 38

令和3年1月25日(月)

校長 水上 智裕


 最近改めて感じることは、辰市小学校は多くの方のご協力のもと、学校の教育活動ができているということです。


 毎日の登下校の見守り、学校施設の環境整備、毎週水曜日の読み聞かせ、月1回のすくすくクラブ(放課後子ども教室)、家庭科の実習補助、図書室の本の整理・修理、PTA活動など、多くの地域の方や保護者の方の支えで成り立っています。大変ありがたいなあと最近、改めて感じます。2学期末に実施したアンケートでは、「危ない目にあわないよう、学校や地域の人たちは私たち(子どもたち)を見守ってくれている」という項目で、子どもたちの96%、保護者の93%が肯定的に回答しています。


 辰市小学校の子どもたちの特徴として、とても人なつっこいと感じることがいろいろな場面であります。これも、地域の方や保護者の方が温かい目で子どもたちを見守り、我が子のように関わっていただいているから、子どもたちも安心して心を開けるんだろうと思います。そして、それが辰市小学校の良き伝統になっていると思います。


 また、本校の職員は、先生だけでなく、事務職員、用務員、給食調理員、スクールカウンセラー、スクールサポートスタッフ等、全員で43名の職員がさまざまな立場で関わっています。


 辰市小学校の教育活動は、このように多くの地域の方や保護者の方、そしてさまざまな立場の職員の協力で成り立っています。子どもたちには、「やってもらって当たり前」ではなく、感謝の気持ちをしっかりともてるように育てていきたいと考えています。

新型コロナウィルスの感染防止に向けて 37

令和3年1月18日(月)

校長 水上 智裕


 3学期が始まり、1週間ほどがたちました。


 お家での子どもさんの様子はどうでしょうか。気になるところがありましたら、学校の方へご相談ください。


 学校での子どもたちの様子は、一人一人が落ち着いて学習に取り組めていると思います。また、担任の先生や授業をしている先生の話をしっかりと聞いて頑張っています。


 私自身が最近一番気になるのは、やはり新型コロナウィルス感染症の拡大です。1月14日(水)に、国は大阪府、兵庫県、京都府を含む11都府県に2月7日(日)まで緊急事態宣言を発令しました。奈良県は、大阪府や京都府と隣接し、奈良県もいつ緊急事態宣言が出てもおかしくない状況です。新型コロナウィルス感染症の患者や重症患者が増加し、医療体制は大変ひっ迫していると言われています。


 1月8日(金)付で文部科学省から、新型コロナウィルス感染症への対応の留意事項が出され、新型コロナウィルス感染症の防止対策の徹底が再度、通知されました。子どもたちが、学校で新型コロナウィルスに感染しないようにしっかりと対応していくことが、今、日本で課題となっている医療体制のひっ迫を軽減する取組にもつながっていきます。


 子どもたちには、自分の命、そして周りの人の命を守るためにも、「マスクの着用」「手洗いの徹底」「3密を避ける」などの新型コロナウィルスの感染防止対策をしっかりと行うに、指導していきたいと思います。

新型コロナウィルスの第3波を受けて 36

令和3年1月7日(木)

校長 水上 智裕


 3学期が、始まりました。


 新年あけまして、おめでとうございます。本年度もよろしくお願いします。


 新型コロナウィルスの猛威が止まらない状況です。国は本日、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に緊急事態宣言を出しました。大阪府も新型コロナウィルスの感染者数が増加傾向で、奈良県も毎日30人近く感染者が出ています。一番気になるのは、重傷者と亡くなる方が増加傾向にあるということです。


 子どもたちの命、そして子どもたちに関わる家族の方の命を守るためにも、学校生活におきましては、2学期後半と同様に臨時休校明けに近い、より徹底した新型コロナウィルスの感染防止対策を行いながら、さまざまな教育活動を行っていこうと考えています。具体的には、マスクの着用、手洗い、適切な換気、消毒の徹底をしっかりと行い、文部科学省から感染対策を講じてもなお感染リスクの高い活動(対面形式での実験や実習など)は、当面は実施しない方向で考えています。


 ご家庭におかれましては、毎朝の健康観察、風邪の症状(発熱、せき、だるさ等)がありましたら、登校を控えていただきますようにお願いします。また、ご家庭の方で、PCR検査を受けられた場合などは、必ず学校へのご連絡をお願いします。


 子どもたちや保護者の方に安心していただけるように、今後も対応していきたいと考えています。

2学期もあと3日となりました 35

令和2年12月21日(月)

校長 水上 智裕


 2学期もあと3日で終了となります。


 2学期を振り返ると、1学期も同様でしたが新型コロナウィルスへの対応に明け暮れた学期だったように思います。そのような中でも、新型コロナウィルスの感染防止対策をしっかりと行いながら、9月は授業参観を実施し、10月は体育大会に代わる体育参観、各学年の遠足、6年生は和歌山県へ修学旅行に行きました。そして、12月には個人懇談を実施しました。また、学校内におけるさまざまな教育活動も新型コロナウィルスの感染防止をしっかりと行いながら、可能な範囲で行ってきました。


 11月から12月に入り、新型コロナウィルスの感染が拡大し、第3波がきています。今やだれがどこで新型コロナウィルスに感染してもおかしくない状況です。12月24日(木)から1月6日(水)までは冬季休業となりますが、各ご家庭で不要不急の外出はできる避け、マスクの着用、手洗いを徹底していただき、新型コロナウィルスの感染防止対策をお願いします。そして、3学期に子どもたちが元気に登校できる日を楽しみに待っています。


 2学期は、いろいろとご協力いただきまして、本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

2学期もあともう少しで終了です 34

令和2年12月14日(月)

校長 水上 智裕


 2学期もあと8日で終了となります。2学期も、1学期同様に新型コロナウィルスの感染に気を付けながら、さまざまな教育活動を行ってきました。10月には体育大会に代わるスポーツイベント、各学年の遠足、6年生は和歌山県へ修学旅行に行きました。


 しかし、ここ最近の新型コロナウィルスの第3波、奈良市も12月8日(火)からステージ3(感染急増段階)に上がり、先週から学校内におけるすべての教育活動で、文部科学省から出ている最新の「学校における新しい生活様式」も参考にしながら、臨時休校後の状況に近い感染防止対策を徹底することを、全職員で再確認をして教育活動を行っています。


 子どもたちや保護者の方に、これからも安心して学校生活が送っていただけるように努力していきたいと考えています。不安な点やご心配な点がありましたら、学校へお聞きください。今後ともよろしくお願いします。

新型コロナウィルスの感染拡大に備えて 33

令和2年12月7日(月)

校長 水上 智裕


 ここ最近、新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない状況になっています。12月3日(金)には、奈良県で新型コロナウィルスの感染者が39人となり、過去最多となりました。また、大阪府は医療緊急事態宣言を出し、12月4日(金)から15日(火)まで大阪府民に対し、できる限り不要不急の外出を控えるように呼びかけています。国は、今後緊急事態宣言を出しても、学校での感染は少ないので、臨時休校の措置は行わず、各都道府県教育委員会にも臨時休校措置はできるだけ控えるように周知を出したと報道されています。


 現状、いつどこで新型コロナウィルスに感染してもおかしくない状況です。奈良市内の学校でも、教職員や児童生徒で感染者が報告されています。


 ただ、学校では新型コロナウィルスに感染しないように、学校でできる感染防止対策を徹底していきたいと考えています。マスクの着用、手洗いの徹底、給食中はマスクを外すので話さない、ソーシャルデイスタンスをしっかりとることを行っていきます。また、ご家庭には毎朝の健康観察、風邪症状(発熱、せき、だるさ等)があれば登校を控えていただくようにお願いします。また、ご家庭の方でPCR検査を受けられた場合などは、必ず学校への連絡をお願いします。


 今後も、学校でできる感染防止対策をしっかりとやっていきたいと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。

子どもたちの人権意識を高めるために 32

令和2年11月30日(月)

校長 水上 智裕


 辰市小学校では、毎月1回「なかまの日」という取り組みを行っています。これは、人権教育推進教員が中心に企画し、さまざまな人権問題について考え、子どもたちの人権意識を高める取り組みです。辰市小学校の学校教育目標は、「人間尊重を基盤とした生きる力の育成」です。辰市小学校が、今まで人権教育を中心に取り組んできた一つの取り組みです。


 9月11日(金)には教頭先生から、ノミは高く飛ぶことができるが、上にふたをされるとそれ以上は飛べなくなるという話から、自分はこれだけしかできないとあきらめていないか、自分の可能性を信じていろいろなことにチャレンジしようという内容でした。


 10月9日(金)には高学年の先生方から、男の子だからピンクのシャツを着るのはおかしいと言われ、いじめを受けた友だちがいることを知り、その友だちが中心となって全員がピンクのシャツを着て、そういうことを言うことのおかしさ、いじめをすることのおかしさを訴えたというピンクシャツデーの話から、そういった差別のおかしさやいじめをなくすためにできることを考えさせる内容でした。


 11月20日(金)にはひまわりの先生方から、「ごめんね ともだち」とう絵本の話から、謝罪や感謝の気持ちを相手に伝えることの大切さ、言葉遣いについて考えさせる内容でした。その後、子どもたちの玄関に「なかまの木」を掲示し、各クラスで学習した内容を一人一人の子どもたちが実として記入し、掲示しています。


 どの内容も人権意識を高めるうえで、とても素晴らしい内容だと思いました。私は、3月の「なかまの日」に向けて、内容を検討しています。今後も、この取り組みを大事にしていき、子どもたちの人権意識を高めていきたいと考えています。

子どもたちが、自分の思いをしっかり語れるように 31

令和2年11月24日(火)

校長 水上 智裕


 11月18日(水)、職員研修で子どもたちの卒業時の目指す力を確認し、そのために学習規律を含め、どういったことを重視して取り組んでいくかを話し合いました。


 6年生で卒業するときに目指す子ども像は、「卒業式で、堂々と自らの思いが語れる子」と確認されました。辰市小学校では、卒業式で卒業証書を受け取った後に、今後の自分の決意を一人一人が話す取り組みをしていることを聞きました。とても素晴らしい取り組みだと思いました。


 私が校長として目指す教育ビジョンは、「社会に出てたくましく生きる子どもの育成~自分に自信をもち、自らの思いが語れる子~」です。


 私は長年、小学校で教員をしていましたが、子どもたちが社会に出たとき、あいさつができる、自分の思いがきちんと語れることがとても重要だと痛切に感じていました。それは、子どもたちが社会に出たときに、就職の面接でしっかりと自分の思いが語れるかどうかで、就職できるかどうかが決まったり、相手が受ける第一印象となったりします。私は、とても頑張り屋だった卒業生から、大人になって自分の思いがしっかりと話せないために、損をすることが多いという話を聞いたことがあります。


 子どもたちが社会に出て、たくましく生きることができるように、今後も職員力を合わせて、しっかりと取り組んでいきたいと思います。

何か1つ、一生懸命に取り組むことの大切さ 30

令和2年11月16日(月)

校長 水上 智裕


 辰市小学校には、学校以外で野球やサッカー、バスケットボール、空手、ダンスなどいろいろスポーツや文化的行事に頑張って取り組んでいる子どもたちがいます。私は、小学校5・6年生でサッカーをやっていて、6年生のときはキャプテンをしました。その経験が小学校生活の一番の思い出であり、今でも現役でサッカーをやっています。


 最近、野球を頑張っている子どもたちの試合を見に行きました。とても礼儀正しく、一生懸命に試合に取り組んでいる子どもたちの姿に心をうたれました。学校で見る姿とは、また違う姿を見ることができました。


 子どもたちが、何か1つ一生懸命に取り組めるものがあるということが、とても大切だと改めて思いました。私自身、スポーツを通して多くのことを学びました。それは、自分にとって困難なことがあったときに、どう向き合い、対応していくかということです。スポーツに一生懸命に取り組んでいると、常に壁にぶち当たります。自分たちより上の相手に勝つにはどうすれば良いか、もっとうまくなるにはどうすれば良いか、試合で自分の力を最大限発揮するにはどうすれば良いかなど、さまざまな壁にぶち当たります。そういったときに、その壁から逃げるのか、そうではなく自分なりに一生懸命に練習をして乗り越えようとするのか、どう向き合っていくかが、その人自身の成長に大きくつながっていくと思います。私自身、そういった部分では仕事とスポーツは、よく似ているなあと思うことがあります。


 そういったことを、私は野球の試合を見に行き、一生懸命に頑張っていた辰市小学校の子どもたちの姿を見て、思い返すことができました。そして、明日からまた学校で頑張っていこうという気持ちになりました。


 これからも、学校以外でいろいろなことに頑張っている子どもたちを、応援していきたいと思います。

新型コロナウィルス第3波のきざしが気になります 29

令和2年11月9日(月)

校長 水上 智裕


 最近、秋が深まり、気温もかなり下がってきました。同時に、新型コロナウィルスの感染者が少しずつ増えてきました。11月5日(木)には、奈良県で15人の感染者が確認されています。奈良県内の学校におきましても、児童生徒の新型コロナウィルスの感染者が確認され、どこでだれが感染してもおかしくない状況となっています。


 2学期に入り、辰市小学校では体育参観や修学旅行など、少しずつ本来の学校行事を行ってきましたが、再度、新型コロナウィルス感染防止に向けた対応を徹底していきたいと考えています。まずは、児童のマスク着用、手洗いの徹底を図っていきたいと思います。ご家庭におかれましては、毎朝の健康観察をしていただき、風邪症状(発熱・咳・強いだるさ等)が認められましたら、登校を控えていただくようにお願いします。


 最近は、児童の新型コロナウィルス感染が確認された場合は、以前なら学校全体や児童がいた学級の臨時休業などの処置がなされていましたが、今は学校内でマスクの着用ができていれば、本人のみの欠席で対応し、休んでいる間はクロムブックを活用してのオンライン学習を行い、欠席児童の学力保証を図っていくと聞いています。


 今後の新型コロナウィルス第3波の拡大に備え、ご家庭としっかりと連携しながら、学校でもしっかりと対応を徹底していきたいと考えています。よろしくお願いします。

修学旅行が無事に終了しました 28

令和2年11月2日(月)

校長 水上 智裕


 10月28日(水)、29日(木)に、6年生が和歌山方面へ修学旅行に行きました。私も一緒に行きました。今年度は新型コロナウィルスの感染を避けるため、例年行っていました広島方面ではなく、バスで移動できる近隣府県として和歌山方面で実施しました。


 当初は、新型コロナウィルス感染拡大を受け、実施することが難しい状況があり、2学期当初は奈良市内の中学校でも修学旅行を見合わせる学校が相次ぎました。そのようななかで、6年生の子どもたち全員が参加することができ、全員無事に修学旅行を終えることができました。子どもたちが、帰りのバスに乗ったときに、楽しかったと言っていたと聞き、修学旅行を実施して本当に良かったと思いました。


 学校に帰ってから子どもたちに、今回の修学旅行に向けて、多くの方のご尽力で実施することができ、感謝の気持ちを忘れないように話しました。6年生の担任を中心に職員が、修学旅行の計画、下見、業者との打ち合わせ、当日の対応等、本当にきめ細やかに頑張ってくれました。また、業者の方やカメラマン、看護師の方がいろいろな面でサポートしてくれました。今回の修学旅行は、Go to キャンペーンや地域クーポン券も活用でき、かなり割安で行くことができました。私も、万が一に備えて、緊急車両として車を出し、けっこう運転で疲れました。そして、今回の修学旅行に対し、保護者の方が理解していただき、全員が参加することができました。本当にありがとうございました。


 6年生の子どもたちは、修学旅行では先生方の指導を聞き、自分たちで主体的にしっかり頑張っていました。今年の修学旅行は、いろいろな意味できっと子どもたちの一生の思い出になったと思います。私自身も初めての校長としての修学旅行で一生の思い出になりました。

クロムブックを積極的に活用しています 27

令和2年10月26日(月)

校長 水上 智裕


 体育参観も無事に終わり、最近は授業の中で、各学年が積極的にクロムブックを活用しています。


 辰市小学校では各学年の実態に応じて、キーボードの打ち込み練習、Gsuit for Education や Meet への入り方の練習、インターネットでの調べ学習、ロイロノートを活用しての学習を行っています。


 先週は、1年生から6年生までGsuit for Education や Meet への入り方の練習を行いました。クロムブックは基本的には、家庭で保管していきます。ご家庭におかれましても、子どもさんのクロムブックの活用状況を見ていただき、積極的にインターネットで調べ学習をするなどしていただければと思います。


 先週、昼休みに1年生の教室を見に行くと、子どもたちがクロムブックを使って、お絵かきソフトを使って絵をかいていました。高学年では分からないことをインターネットで積極的に調べ学習を行っています。また、ロイロノートを使って、子どもたちが調べた内容をクラス全体で共有したり、クロムブックを使って先生からの課題を回答したりしています。


 子どもたちは、クロムブックを使うことにすぐに慣れ、改めてすごいなあと思います。奈良市教育員会からも、積極的にクロムブックの活用が言われています。辰市小学校としても、積極的にクロムブックを活用して、子どもたちの力を付けていきたいと考えています。


 また、今週の27日(水)28日(木)には、6年生が修学旅行に行きます。6年生のみなさんには、全員が参加できるように十分に体調管理に気をつけていただきたいと思います。

体育参観、ありがとうございました 26

令和2年10月19日(月)

校長 水上 智裕


 先週は体育参観を見に来ていただきまして、ありがとうございました。お子さんの様子はどうだったでしょうか。


 各学年の体育参観を見ていますと、子どもたちは保護者の方に見ていただいていますので、一人一人がいつも以上に頑張っていると思いました。見ていて、とても気持ちが良かったです。


 最終日の6年生のリレーでは、職員もチームを作って参加しました。私は、2回ともアンカーを走りましたが、後から、6年生の子どもたちから、


「校長先生、速いなあ。」


「校長先生、バトンのもらい方、上手やな。」


と言ってもらい、今は足が筋肉痛ですが、走って良かったと思いました。6年生は、卒業アルバムもかねて、業者が各クラス、6年生全体、そして保護者の方も入っていただいて、記念撮影ができたのも良かったと思いました。


 体育参観を実施するにあたり、実施すべきかどうか、どういった形態で実施するか、かなり悩みました。体育主任を中心に、職員みんなで当日の発表に向けて指導や準備を協力し、やり上げた体育参観でした。私自身、体育参観が終わったときに達成感がありました。


 この経験を、今後の学校活動に活かしていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

いよいよ体育参観です  25

令和2年10月12日(月)

校長 水上 智裕


 今週は、いよいよ体育参観があります。各学年、合同の体育を実施し、体育参観に向けて運動場や体育館で一生懸命に練習を頑張ってきました。


 体育参観の日程、各学年の種目と順番は、下記のとおりです。


 10月13日(火)5時間目 3年生 ①徒競走  ②綱引き   ③リレー 

     13日(火)6時間目 4年生 ①徒競走  ②表現運動  ③リレー 

         15日(木)5時間目 2年生 ①かけっこ ②しっぽ取り ③表現運動 

         15日(木)6時間目 5年生 ①徒競走  ②借り物競争 ③リレー 

         16日(金)5時間目 1年生 ①かけっこ ②玉入れ   ③表現運動 

         16日(金)6時間目 6年生 ①徒競走  ②玉入れ   ③リレー 


 子どもたちは保護者の方に見ていただくという目的意識があるので、いつもの体育の授業以上に頑張っていると思いました。また、各学年の練習を見ていると、各学年で工夫が見られ、子どもたちの実態や各学年の先生の強みを活かした内容になっているとも思いました。


 体育参観当日は、たくさんの保護者の方に参観していただきたいところですが、新型コロナウィルス感染防止のため、各家庭1名の参加でお願いします。また、参観に来られる前に検温していただき、必ずマスクの着用をお願いします。万が一、体調が悪いときは出席を控えていただきますようお願いします。


 子どもたちの一生懸命に頑張っている姿を、ぜひ見ていただければと思います。

ポジテイブ(肯定的)な指導の大事さ 24

令和2年10月5日(月)

校長 水上 智裕


 最近、学校では10月第3週の体育参観に向けて、各学年が一生懸命に練習に取り組んでいます。各学年でそれぞれ工夫があり、徒競走、リレー、団体種目、表現運動などいろいろな種目に取り組んでいます。当日は、新型コロナウィルス感染防止の観点で各家庭1名の参加となりますが、ぜひ体育参観に来ていただき、子どもたちの頑張っている姿を見ていただければと思います。授業参観とはまた違う子どもたちの姿を、見ていただけると思います。参観に来られるときは、必ず来校前の検温とマスクの着用をお願いします。そして、風邪の症状がある場合は、来校を控えていただきますようよろしくお願いします。


 私は毎日、各クラスの授業の様子を見に行っていますが、ときには子どもたちの学習支援をすることもあります。そのときに、場合によっては子どもたちに注意をする場面もありますが、子どもたちに対してネガテイブ(否定的)な指導よりも、ポジテイブ(肯定的)な指導の方が効果的だと、最近感じることがたくさんあります。具体的には、子どもが良くないことをしているときに、「それはだめだ。・・・しなさい。」と指導するよりも、「〇〇さんは、できる力があるのだから、・・・を頑張れ。」と指導しています。その子どものもっている力を、自分は信じていることを直接言葉で伝えることで、子どもの自尊感情(自分が大切にされていると感じられる、自分に自信がもてる)が高まり、こちらも険悪な気持ちで関わる必要がなく、穏やかな気持ちで子どもと関わることができます。職員の中には、そういった対応のあり方を熱心に研修している職員もいます。もちろんあまりないですが、他の子どもの心や体に傷をつけそうな(つけた)場面では、毅然とだめなことはだめと指導をしています。


 私たち職員は、目の前の子どもたちから謙虚に学ぶという姿勢をもち、子どもたちとしっかりとした信頼関係を構築しながら、それぞれの子どもに合った対応を導き出す必要があると考えています。

10月はさまざまな行事があります 23

令和2年9月28日(月)

校長 水上 智裕


 2学期が始まって、1ヵ月がたとうとしています。あっという間に過ぎたように思います。9月を振り返ると、各学年の授業参観と懇談が実施できたことが、校長として本当に良かったと思っています。担任の先生と保護者の方が直接顔を合わせることができ、また直接話をしていただけたからです。


 10月は、学校としてさまざまな行事があります。各学年の遠足、体育参観、そして6年生の修学旅行があります。新型コロナウィルスに感染しないように十分に気を付けながら、それぞれの行事が子どもたちにとって、しっかりとした学びの場になるようにしていきたいと考えています。また、歯科検診や眼科検診も1学期は実施できませんでしたが、9月から学校医に来校していただき、実施しています。委員会やクラブ活動、地域の方にご協力いただいている「すくすくクラブ」も、2学期から実施しています。少しずつですが、いつもの学校生活に戻りつつあります。


 2学期は、各学期の中でも一番長く、学習も一番充実する時期です。今年は、子どもたち一人一人にタブレットも配付されます。全職員力を合わせて、子どもたち一人一人の力をしっかりと付けていき、より良い方向に育んでいきたいと考えています。今後とも、よろしくお願いします。

子どもたちにタブレットを配付します 22

令和2年9月23日(水)

校長 水上 智裕


 先週の木曜日には、1年生、4年生、6年生の授業参観と懇談がありました。当日は多くの保護者の方に参観と懇談に出席していただき、ありがとうございました。また、6年生は修学旅行の説明会も実施させていただきました。やっと、学校行事も新型コロナウィルスの感染防止に気を付けながらですが、実施できるようになりました。来月は、各学年での体育参観を実施します。各学年、体育参観に向けて練習を頑張っています。当日、子どもたちが頑張っている姿を、ぜひ参観に来てください。


 先週の水曜日に、子どもたちに配付するタブレットが辰市小学校に届きました。辰市小学校では学年の実態に応じてですが、積極的にタブレットを授業や家庭学習で活用していていきたいと考えています。


 タブレットを配付するにあたり、すでに文書でお知らせしていますが、「タブレット端末等借用確認書」の提出をお願いします。その文書がないと、子どもにタブレットを配付することはできませんので、よろしくお願いします。また、G Suit for Education にログインするためには、以前にお知らせしましたアカウントとパスワードが必要になります。アカウントやパスワードをお忘れの場合は、必ず担任に連絡をお願いします。パスワードは個人情報になりますので、担任が把握して管理することはできません。各家庭での管理をよろしくお願いします。

無事に授業参観と懇談ができ、ありがとうございました 21

令和2年9月14日(月)

校長 水上 智裕


 先週は、2年生、3年生、5年生で授業参観と懇談がありました。新型コロナウィルスの感染防止をしながらの対応でした。保護者の方にはきちんとマスクを着用していただき、ありがとうございました。正直、校長として授業参観と懇談を実施することに不安もありましたが、実施できてよかったと思っています。


 それは、担任の先生と保護者の方が直接会うのは1年生(1学期末に個人懇談を実施)を除いて今回が初めてでした。当日は、たくさんの保護者の方に参観に来ていただき、子どもたちの喜んでいる様子が見られ、普段以上に活躍している姿が見られました。また、懇談にも多くの保護者の方が出席していただき、担任の先生といろいろと交流していただいたと思います。職員の方からも、保護者の方と直接顔を合わせて、お話をすることができて良かったと聞きました。


 担任の先生と保護者の方とがお互いに信頼関係をもち、子どもに関わることはとても大切なことです。そういう意味で、今回の授業参観と懇談は大きな一歩になったと思います。今週の木曜日は、1年生、4年生、6年生の授業参観と懇談(6年生は修学旅行の説明会)があります。今週もよろしくお願いします。

体育参観が思い出に残るように 20

令和2年9月7日(月)

校長 水上 智裕


 2学期が始まって、2週間がたちました。新型コロナウィルスの感染も徐々に減少傾向にありますが、まだまだ予断を許さない状況です。子どもたちは、新型コロナウィルスに感染しないように、マスクの着用や手洗いの徹底、3密を避ける対応をしっかりとやってくれています。


 現時点では、9月10日(木)と17日(木)に授業参観と懇談、10月13日(火)から19日(月)にかけて、体育参観を各学年で実施する予定です。


 体育参観でどのような種目を実施するかは各学年で検討し、すでに練習を始めている学年もあります。本来なら盛大に運動会を実施し、日頃の子どもたちの頑張りを多くの保護者の方や地域の方に見ていただきたいところですが、新型コロナウィルスの感染防止のため、各学年での体育参観としました。


 今回の体育参観は、6年生にとっては小学校生活の最後であり、子どもたちにとって少しでも思い出に残るように、6年生の体育参観は、全員の職員が見学することとしました。また、6年生のリレー競技では、職員もリレーに一緒に走る予定で、私もリレーに参加する予定です。


 新型コロナウィルスの感染で学校行事が削減や簡素化となっていますが、その中でも少しでも6年生にとって思い出に残る、心に残る体育参観にしようと体育主任を中心に職員が一生懸命に考えて、このような6年生の体育参観を考えてくれました。私は、子どもたちのことを考えて、少しでもより良い学校行事にしようと考えた本校職員の姿勢が素晴らしいなあと改めて思いました。 


 当日、みんなが楽しめる体育参観になるように職員みんなの力を合わせて実施していきたいと考えています。

児童一人一人にタブレットが配付されます 19

令和2年8月31日(月)

校長 水上 智裕


 2学期の授業が始まり、1週間がたちました。ご家庭での子どもさんの様子はどうですか。学校では多くの子どもたちが落ち着いて学習に取り組み、良いスタートがきれているなあと思います。


 9月中に、児童一人一人にタブレットが配付(GIGAスクール構想)される予定です。このタブレットは家庭への持ち帰りを想定しています。児童一人一人がタブレットを持つと、次のような学習が可能となります。


①AI学習ドリルやデジタルコンテンツを使用し、自分の学習状況や進度に合った問題に取り組める。


②インターネットを用いた情報収集、写真や動画による記録、デジタルによる資料・作品の制作ができる。


③協同学習ツールにより、子ども同士の意見交換や発表、協働で作品が制作できる。


④自分の成績や学びの記録をデジタルで管理し、学びの振り返りや今後の学習や生活へ活かすことができる。


⑤他の学校や遠隔地の学校、海外の学校と児童がオンラインで交流することができる。


⑥アンケートや学校だより等の学校からの配付物・提出物をデジタルで受け取り、回答することができる。


⑦タブレット端末を家庭へ持ち帰り、家庭でのインターネット環境を利用して、オンラインを活用して家庭学習に取り組める。


 子どもたちがこれから生きていく社会は、Society5.0と言われる人工知能AIと現実社会を融合させた社会です。タブレットは今後、児童にとって「新しい文房具」のように、日常的に使用していくことになると考えられます。辰市小学校でも、各学年の発達段階に応じて、積極的にタブレットを活用していきたいと考えています。

いよいよ2学期が始まります 18

令和2年8月25日(火)

校長 水上 智裕


 いよいよ今日から、2学期が始まります。


 夏季休業中、子どもたちの様子はどうでしたか。今年のお盆休みは、国や自治体の判断もまちまちでしたが、新型コロナウィルスの感染拡大を受け、実家への帰省は見合わせた方が多いようです。私自身も、今年度は故郷への帰省は見合わせました。


 夏季休業中、バンビに来ている子どもたちや、スポーツ少年団に来ている子どもたちから、「校長先生。」と声をかけてもらい、子どもと関わっていて幸せだなあと思い、やっぱり自分は教師で良かったなあと思います。2学期も、子どもたちの気持ちや思いを大切にしながら、一人一人の子どもとしっかりと関わっていきたいと考えています。


 2学期は、新型コロナウィルスの感染防止対策をしっかりと実施した上で、現時点では可能な限り学校行事を行っていきたいと考えています。具体的には、9月の授業参観と懇談、10月はスポーツイベントの参観、修学旅行、そして各学年の遠足を予定しています。それぞれの学校行事を通して、子どもたちの成長を図り、子どもたちの思い出に残る取り組みになるように実施していきたいと考えています。


 奈良市、奈良県、国からも、新型コロナウィルス感染防止対策をしっかりと実施した上で、学校教育を行っていく方向が示されています。ただ、今後、新型コロナウィルスの感染が拡大している、学校内で感染が出た場合は、延期や中止の判断をしていくことになりますので、ご了解ください。


 不安や疑問に思う点がありましたら、遠慮なく学校へご相談ください。2学期も全職員、力を合わせてしっかりと頑張っていきたいと考えています。今後ともよろしくお願いします。

子どもたちから元気をもらった1学期でした 17

令和2年8月3日(月)

校長 水上 智裕


 1・2年生は7月31日(金)で終業式を迎え、3~6年生は後1週間で1学期が終了します。


 新型コロナウィルスの感染者が全国的に増加傾向で、大阪府や奈良県においても増加傾向となっています。奈良県内では、児童や職員が新型コロナウィルスに感染し、臨時休業となっている学校もあります。学校では、新型コロナウィルスに感染しないように十分に気を付けて対応していますが、今はだれが感染してもおかしくない状況です。先週、保護者の方にお配りしましたが、万が一、家族の方で体調不良者がおられた場合は、必ず学校にご連絡いただき、配付した資料に基づいて必要に応じて自宅療養をお願いします。


 1学期を振り返ってみますと、4月と5月は臨時休業で学校は特別受け入れを行い、6月から学校が再開しました。やはり子どもたちと毎日関わっていると私自身、子どもたちから元気をもらいます。自分にとってどんなに大変なことがあっても、頑張ろうという気持ちになります。私は昨年度まで12年間、市教委と県教委に勤務し、目の前に子どもたちがいない寂しさがありましたので、よりその気持ちが強いと思います。


 いろいろな子どもたちと関わる中で、やはり一番に感じることは、その子どもに対して自分があなたを大切に思っているという気持ちで、誠実にその子どもと正面から向き合って関わっていくと、その気持ちはきちんとその子どもに伝わり、返してくれるという事実です。人は、「愛されること」「ほめられること」「役に立つこと」「必要とされること」が、幸せに感じるということを改めて感じます。そして、時にはその子どものことを考えた場合に、厳しい対応が必要なときもありましたが、厳しさの中にその子どもを思う気持ちがしっかりとあれば、自分の思いはきちんと伝わるということを改めて感じました。


 夏季休業中は、新型コロナウィルスの感染に気を付けていただきながら、2学期に子どもたちと元気な姿で再開ができればと考えています。


   今後ともよろしくお願いします。

現時点における2学期の大きな行事の予定 16

令和2年7月27日(月)

校長 水上 智裕


 1学期が1・2年生は後1週間、3~6年生は後2週間となりました。学校が再開されて2ヵ月が過ぎようとしていますが、学校生活は新型コロナウィルスの感染に気を付けながらの対応でした。子どもたちはマスクの着用、手洗いの励行、3密を避ける対応など、先生方の話を聞いてしっかりと対応していました。


 例年実施される2学期の大きな行事は、現時点におきましては、下記のように計画を予定しています。


① 運動会


 運動会は、グランドでの3密は避けられない状態のため中止とし、それに代わる各学年でのスポーツイベントを計画しています。市教委からも、3密を回避する、保護者の参観は1名以内、平日開催、10月以降の実施と指示が出ています。現在、どのような内容で実施するかは検討中で、2学期以降、詳細な内容をお伝えささせていただきます。


② 修学旅行


 修学旅行は、例年の広島県ではなく、近隣府県へ行く方向で調整をしています。移動は新幹線ではなく、各クラス1台のバスで、ゆったりとした空間とし、3密を避けた対応を考えています。修学旅行に関わって、国からまた市教委からも基準が示され、それに基づいて実施を検討しています。修学旅行直前に、発熱や風邪症状等がある子どもは、参加は控えていただくことになります。


 また、9月の授業参観後に、修学旅行の説明会を予定しています。その際に、同意書(市教委からも取るよう指示有)の提出もお願いしようと考えています。修学旅行は子どもたちにとっては、一番の思い出になります。何とか実施できる方向で調整していきたいと考えています。万が一、修学旅行実施が難しくなり、キャンセル料(修学旅行実施1ヵ月前までにキャンセルした場合は、キャンセル料は入らない。)が必要となった場合は、市教委の方で国の補助金を活用しながら、公費負担をしていく予定です。


 現時点では上記のように、実施の方向で検討していますが、今後、新型コロナウィルスの感染者の増加、学校内で新型コロナウィルスの感染者が出た場合は中止となる可能性があります。上記の対応は、奈良市の小学校全体で調整を図り、進めている計画です。


 いずれの行事も、子どもたちにとっては心に残る行事となります。できるだけ実施できる方向で検討していきたいと考えています。ご理解のほど、よろしくお願いします。

新型コロナウィルス感染の第2波に備えて 15

令和2年7月20日(月)

校長 水上 智裕


 終業式まで、小学1・2年生は後2週間、小学3~6年生は後3週間となりました。学校が再開して1ヵ月半がたちました。子どもたちは日々、学習やいろいろなことに頑張っています。新型コロナウィルスの感染者が全国的に日々増加傾向にあり、とても気になる状況です。学校内におきましては、全職員一丸となって新型コロナウィルス感染対策を徹底し、子どもたちにもしっかりと感染しない対応をするように、今後も引き続き指導をしていきたいと考えています。


 しかし、今後、学校内で新型コロナウィルスの感染者が出た場合、あるいは奈良市において感染者が増加した場合は、臨時休業(5日~2週間)となる可能性があります。もしもの場合に備えて、今からしっかりと準備をしていく必要があります。


 小学4~6年生の子どもたちには、市教委からタブレットやWiFiを貸し出し、全員がG Suit for Educationにつながる状況になっています。臨時休業となった場合は、G Suit for Educationで学校とご家庭をつなぎながら、学校からの連絡、健康状態のチェック、学習内容の提示、子どもからの質問の受付、動画配信、可能なら双方向の授業等を考えています。子どもたちが自分自身でタブレットやスマートフォンを操作し、G Suit for Education に接続できるようにお願いしたいと思います。


 操作方法が分からない場合は、辰市小学校HPのG Suit for Educationに、「GSFE接続マニュアル」がありますので、確認をお願いします。それでも分からない場合は、担任の先生に聞いてください。場合によっては、学校で操作方法を説明します。また、G Suit for Educationを使うにあたって、以前に市教委から配付されたメールアドレスと各自で設定したパスワードが必要になります。不明な場合は、担任や学校へ聞いてください。小学1~3年生の子どもたちも、臨時休業中、保護者の方の操作が難しい場合は、子どもが操作できるように教えていただけるとありがたいです。


 今すぐ臨時休業になる可能性は低いと思いますが、市教委からも万が一に備えて準備をするように指示が出ています。保護者の皆様のご協力を、よろしくお願いします。

はきものをそろえることの大切さ 14

令和2年7月13日(月)

校長 水上 智裕 


 1~2年生は、1学期の終業式まで後3週間、3~6年生は後4週間となりました。6月から学校が再開し1ヵ月半ほどたちましたが、あっという間にすぎたように感じます。私は、昨年度まで12年間(奈良市教育委員会2年→奈良県教育委員会7年→奈良市教育委員会3年)教育行政に携わり、目の前に子どもたちがいないさみしさがありました。今は、辰市小学校の子どもたちのことで頭が一杯で、とても充実した日々を送っています。


 新型コロナウィルス感染者数が東京都では200人を超える日が続き、奈良県でも感染者が報告される状況になってきました。学校では引き続き、新型コロナウィルスに感染しないようにしっかりと対応していきたいと考えています。ご家庭におかれましては、特に学校へ行くときに、マスクの着用、ハンカチを必ず持たせるようにお願いします。


 辰市小学校の子どもたちが使うトイレの入り口に、次のような文章が貼られています。



 はきものをそろえる




 はきものを そろえると


 心もそろう


 心がそろうと


 はきものもそろう


 ぬぐときに そろえておくと


 はくときに 心がみだれない


 だれかが みだしておいたら


 だまってそろえて おいてあげよう




 そうすればきっと


 世界中の人の心も


 そろうでしょう

 


 私は、各クラスの授業を見に行ったときに、トイレのスリッパがそろっていないときは必ずそろえるようにしています。子どもたちの下駄箱やトイレを見ると、そこの学校の様子が分かると言います。それは、下駄箱のくつやトイレのスリッパの様子に、子どもたちがどれだけ落ち着いているかが顕著に出てくるからです。


 最近、辰市小学校に来られた他校の校長先生から、「辰市小学校の玄関は、とてもきれいですね。」とほめていただきました。校舎1階の廊下は、1年生と6年生の子どもたちが、いつもきれいにぞうきんがけをしてくれています。他の子どもたちも、そうじをとてもよく頑張ってくれています。また、業務員さんがいつもきれいにそうじをしてくれています。各クラスの教室は、子どもたちが下校した後、担任の先生方が毎日きれいにそうじし、机を整頓して、子どもたちが次の日に気持ちよく教室に入れるようしています。


 今後も、子どもたちの心が落ち着く環境を、全職員で築いていきたいと思います。そして、子どもたちにも、そういった取り組みが大切であることを教えていきたいと思います。

子どもたちとずいぶん親しくなりました 13

令和2年7月6日(月)

校長 水上 智裕 


 学校が再開して1ヵ月がすぎ、1~2年生は終業式まで後4週間となりました。東京都では、新型コロナウィルス感染者がここ数日100人を超え、非常に気になる状況です。学校においては新型コロナウィルスに感染しないよう、引き続き気を引き締めて対応していきたいと考えています。ご家庭におかれましても、子どもたちの毎朝の健康観察、マスクの着用をよろしくお願いします。


 4月からの特別受け入れ、6月から学校再開の1ヵ月間で、子どもたちとずいぶん親しくなりました。特別受け入れのときは、バンビにもときどき様子を見に行き、一緒におやつを食べたり、一緒に遊んだり、楽しい時間を過ごしました。


 毎朝の登校指導のときには、私からあいさつをする前に、元気にあいさつをしてくれる子どもたちが増えてきました。各クラスの授業を見に行ったときには、子どもたちから声をかけてくれたり、私から声をかけたりすることもあります。最近は、昼休みに私を運動場に誘ってくれる子どもたちもいます。一緒に50mを走ったり、縄跳びをしたりしています。


 子どもたちと話す時間や遊ぶ時間を増やし、信頼関係を構築していきたいと考えています。そして、今後、何か対応があったときに、子どもたちとの信頼関係をベースに、「校長先生が言うなら、分かった。」と思われるような存在になっていきたいと考えています。

今年度から学習内容が大きく変わりました 12

令和2年6月29日(月)

校長 水上 智裕 


 6月から学習が始まり、4週間が過ぎました。子ども達の学校生活を見ていると、かなり学校生活に慣れてきたように思います。今後も引き続き新型コロナウィルスに感染しないように気を付けながら、職員みんなで力を合わせて、子どもたち一人一人の力を育んでいきたいと考えています。


 今年度から小学校は、新しい学習指導要領で子どもたちは勉強しています。学習指導要領とは、10年に一度、文部科学省(国)が学習内容の見直しを行い、その学習指導要領に基づいて、子どもたちが勉強する内容が決まっています。


 今回の学習指導要領で子どもたちに一番付けさせたい力は、「生きる力」です。これからの社会が、どんなに変化して予測困難な時代になっても、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、判断して行動し、それぞれに思い描く幸せを実現してほしいという願いがあります。また、主体的・対話的な学びを重視し、「何を学ぶのか」だけでなく、「どのように学ぶか」も重視されています。また、小学校で学んだ内容がどのように社会とつながっているかも重視されています。


 このように今回の学習指導要領では、子どもたち一人一人が社会に出たときの生きる力を育てるため、自分で課題を見つけ、自分で解決するという自己解決能力の育成を、さまざまな学び合いの中で育てていこうとしています。


 今回の学習指導要領を受けて、あゆみ(通知表)の各教科における評価の観点が下記のように変わります。


・ 「学びに向かう力、人間性など」→学んだことを人生や社会に生かそうとする。

・ 「思考力、判断力、表現力など」→未知の状況にも対応できる。

・ 「知識・技能」→実際の社会や生活で生きて働く。


   辰市小学校では、今回の学習指導要領の内容も踏まえて、「社会に出て、たくましく生きる子どもの育成」を重点課題にして、学校教育に取り組んでいます。

 


 今回の学習指導要領の変更で、具体的な各教科の変更点やあゆみの評価がどのように変わるかは、今後、紹介させていただきます。

子どもたちの頑張りを認め、育てていきたい  11

令和2年6月22日(月)

校長 水上 智裕 


 子どもたちの授業が始まり、3週間がたちました。先週からは、給食、清掃も始まり、時間割通りの1日の授業となりました。各ご家庭での子どもの様子は、どうでしょうか。気になることがありましたら、担任の先生や学校に相談していただき、一緒に対応していければと考えています。また、今後も引き続き、学校生活において新型コロナウィルスに感染にしないように、しっかりと気を付けながら対応していきたいと考えています。


 私は、辰市小学校に来て3ヵ月近くがたちますが、目の前の子どもたちや辰市小学校の職員から学ぶことがたくさんあります。


 子どもたちの中には、自分なりに頑張ろうとしているのですが、落ち着いて学習に向かえない子どもたちがいます。私が担任をしているときは、そういった子どもたちがいた場合は、まずはきちんと学習に向かえるように、「だめなことは、だめ」と毅然と指導し、そこから頑張っていることをほめて学習に向かえるように対応していました。もちろん辰市小学校の職員も同じように、まずは学習に向かえるように指導していますが、その子どもがなぜ学習に向かえないのか、その原因を見極めようとしています。そして、その原因をその子どもたちが乗り越えられるように支援していき、できるだけ怒らずに学習に向かえるように支援しています。そして、そういった困っている子どもたちの状況を、全職員が共有し、同じ方向で対応するように心がけ、辰市小学校の子どもたちを全職員で育てていくという体制ができています。これは辰市小学校の職員の良さだと思いました。


 また、そういった困っている子どもと、私も話をするときがあります。私は、その子どもにこうあってほしいという願いと、それをあなたはできる力があり、あなたの力を信じていると話をしています。その子どもはとても穏やかな顔で聞き、その子どもなりに頑張ろうとしています。そして、その子どもが頑張れば、私はそのことをほめています。どの子どもも、どのようなことも一生懸命に頑張ろうと思っています。そして、その子どもの力を信じ支援していけば、子どもは必ずその子どもなりの頑張りを返してくれます。そして、その頑張りをほめていけば、さらにその子どもは頑張ろうとします。


 今後も、子どもたちの力を信じ、この職員と共に辰市小学校の一人一人の子どもたちを成長させていきたいと考えています。

子どもたちに付けさせたい力 10

令和2年6月15日(月)

校長 水上 智裕 


 子どもたちの授業が始まり、2週間がたちました。今週からは給食、清掃が始まり、時間割通りの1日の授業となります。新型コロナウィルスに感染しないように、気をつけながらの学校生活ですが、日常の学校生活が戻ってきました。今週は特に、給食活動、清掃活動において、感染防止に向けて細心の注意を払いながら、対応していきたいと考えています。学校生活に関わり、気になることや不安なことがありましたら、担任の先生や学校へ相談してください。


 先週、子どもたち向けに頑張ってほしい3つの目標を、辰市小学校のホームページで、また各クラスで担任の先生から話をしてもらいました。


 ① どのようなことも、一生懸命に頑張る。

 ② 自分がされていやなことは、絶対に他の人にしない。

 ③ 「あいさつ」「ありがとう」「ごめんなさい」が、きちんと言える。


 今、辰市小学校では、「社会に出たときに、たくましく生きる力を育てる」ことを重点目標にして、取り組んでいます。子どもたちの将来を見据え、小学校でどのような力を付けていく必要があるかを考え、大きく3つの目標を設定しました。この3つの目標は、全学年で共通して取り組んでいき、卒業するまでにしっかりと身に付けさせたいと考えています。


 私は、毎朝、登校指導をしていますが、あいさつをしっかりと返してくれる子どもたちが多いです。また、気持ちの優しい子どもたちが多く、②の目標も子どもたちが意識すればもっと良くなっていくと思います。私は、特に①の目標に力を入れて、取り組んでいきたいと考えています。子どもたちは、各自、自分なりに頑張ってくれています。さらに、子どもたち一人一人の力を上げていくために、頑張っているときはほめて、もっと頑張りが必要なときには、励ましながらときには厳しく、そして頑張れたときは思いっきりほめて、どのようなことも一生懸命に頑張ってやりぬく力を育てていきたいと考えています。


 ご家庭におかれましても、3つの目標を意識してもらいながら子どもたちを見ていただき、同じ方向でお話していただければ、子どもたちの力をさらに高めることができると思います。よろしくお願いします。



保護者の思いをしっかりと受け止めることの大切さ 9

令和2年6月8日(月)

校長 水上 智裕 


 学校で授業が始まって1週間が過ぎました。子どもさんのご家庭での様子はいかがでしょうか。今週からは、各クラスの子どもたちが全員集まって、午前中4限の短縮授業を行っていきます。各クラスの子どもたちが全員集まるのは、4月の登校日以来だと思います。新型コロナウィルスに感染しないように気を付けながら、学校でもしっかりと対応していきたいと考えています。ご家庭で何か不安なことや気になることがありましたら、担任の先生や学校へ相談してください。


 私が以前、勤務していた学校で、私のクラスではない保護者の方が担任の先生の対応に不信感をもたれ、学校へ相談に来られました。担任の先生と保護者の方と話し合いをもちましたが、解決には至らず、私も一緒に入って対応していきました。そのような中、その保護者の知り合いの方が一緒に来られ、担任の先生に、その保護者の方の言い方はきついかもしれないが、自分の思いを何とか分かってほしいという思いを、しっかりと受け止めてあげてほしいと言われました。その後、担任の先生と保護者の方との話し合いが良い方向に進んでいったということがありました。


  私は、その知り合いの方が言われたことは、保護者の方の思いを理解する上で、非常に重要なことだと思いました。保護者の方が、ときには学校へ感情的に言われたとしても、その保護者の自分の子どもを何とかしてほしいという思いを学校側がしっかりと受け止めることができたら、学校と保護者の方とは、子どもを中心に据えて、同じ方向を向いて対応できると思います。


 それは、子どもにも同じことが言えます。子どもが学校で落ち着かない、授業中、きちんと話が聞けない場合、まず先生方はきちんとやるように注意をします。同時に、なぜこの子どもは、落ち着かないのだろうと考えます。そういった場合、子どもは意識してか、無意識のうちに、無言で心のシグナル(信号)を発していることが、多くあります。そして、その子どものそのような行動をとった原因(しんどさ)が、何なのかを考えていきます。場合によっては、先生は保護者の方に学校での状況を話して、相談する場合もあります。そのような取り組みの中で、先生と保護者が子どものしんどさをしっかりと受け止め、ともに同じ方向に進めることができたら、その子どもは落ち着いていくことが多いです。


 私は、上記のような対応を大事にしながら、保護者の方や子どもの気持ちをしっかりと受け止めて対応していける学校にしていきたいと考えています。

保護者の方との連携を大切に 8

令和2年6月1日(月)

校長 水上 智裕 

 

 先週から分散登校が始まりました。久しぶりに登校した子どもさんの様子は、ご家庭ではどうだったでしょうか。各教室を見に行きましたが、子どもたちが緊張しながらも、少しずつ担任の先生と信頼関係を築いていっているなあと思いました。


 今週からは各クラスを2つに分け、午前と午後でそれぞれ3限の授業を行っていきます。新型コロナウィルスに感染しないようにしっかりと取り組んでいきながら、学習を進めていきたいと考えています。学校生活に関わり、気になることや不安なことがありましたら、遠慮なく担任の先生や学校へ相談してください。


 これからの学校再開にあたり、私は子どもたちをよりよい方向に導いていくために、保護者の方との連携を大切にしていきたいと考えています。私は次のような経験をして、強くそう思うようになりました。


 私が担任をしているとき、なかなか宿題をすることができない子どもがいました。その子どもと、どうしたら宿題ができるかと相談すると、先生が家に来てくれたら宿題ができると言いました。そこで、私は可能な範囲で、その子どもの家に行って、宿題を見ていきました。その子どもは、とてもうれしそうに宿題を頑張ってやり、次の日には自信をもって提出しました。


 その子どもの保護者は、前任の担任の先生からは、子どもの学習には無関心だと聞いていました。最初、私が家に行って宿題を見ていても、保護者からは特に反応はなかったのですが、しばらく行っているといろいろと話をする関係になりました。ある日、その保護者が私に、「私も、本当は子どもの宿題を見てやりたいけど、どう教えたらよいか分からないから、よう教えられなかった。」と言われました。私は、その保護者がよく自分のできないことを、自分に話してくれたという感謝の気持ちで一杯になりました。そして、もっとこの子どものために、自分ができることを精一杯やっていこうと思いました。


 私はこの保護者との関わりから、保護者の方とは子育ての苦労やしんどさも含めて話してもらえる関係を築いていくことが大切だと学びました。


 今後、私は辰市小学校の校長として、保護者の方とはそういった関係を築きながら、子どもを中心にすえて、保護者の方と共に歩んでいける学校にしていきたいと考えています。

久しぶりに子どもたちの声が戻ってきました 7

令和2年5月25日(月)

校長 水上 智裕 


 4月の登校日以来、久しぶりに子どもたちが登校してきました。本日は各クラス奇数の児童が登校してきました。子どもたちや担任の先生、他の先生も、久しぶりの再会を喜んでいる姿を見て、やっと学校が始まったなあとうれしく思いました。


 朝の登校や下校では、保護者の方や地域の方、安全ドラゴンの方とたくさんの方に見守り活動をしていただき、本当にありがとうございます。また、1年生の初めての下校では、安全ドラゴンの方や保護者の方が見守り活動をしていただき、ありがとうございます。辰市小学校は、改めて多くの方に支えられているとつくづく感じ、感謝の一言に尽きます。


 各クラスの様子を見に行きましたが、子どもたちが先生の話を落ち着いて聞き、今までの様子を話していたのが印象的でした。子どもたちは、新型コロナウィルスに感染しないように、学校生活で気を付けることをしっかりと聞き、マスクの着用やソーシャルデイスタンス(社会的距離を取る)を守っていました。


 明日は、各クラスの偶数の児童が登校します。明日の子どもたちとの出会いが楽しみです。

学校再開に向けての今後の対応 6

令和2年5月20日(水)

校長 水上 智裕 


 令和2年5月14日(木)の奈良県を対象とした緊急事態宣言の解除、県内の新規感染者数や感染経路不明の感染者数の減少を受け、同年5月19日(火)、奈良市教育委員会より6月から学校を再開していくという方針が出され、5月25日(月)から分散登校が始まります。今後の具体的なスケジュールは、HPの「学校再開に向けて」を見ていただき、確認をお願いします。


 3月から5月まで臨時休業が続き、子どもたちも保護者の方も大変だったと思います。本日まで各担任が家庭連絡させていただきましたが、新型コロナウィルスに感染しないように家庭で過ごしている、学習課題を頑張っている、生活リズムが崩れているのが心配という話が多かったと各担任から聞きました。今まで各ご家庭でしっかりと対応していただき、ありがとうございました。やっと、子どもたちが学校に戻ってくる、学校に活気が戻ってくるという気持ちです。


 来週から週2日の分散登校が始まりますが、学校再開に向けて、学校としてまず一番力を入れて取り組むことは、学校内で子どもたちが新型コロナウィルスに感染しないように取り組むことです。子どもたちの命、そして子どもたちの周りの方の命を守るために、最大限努力しなければならないことです。


 まず、各ご家庭には、毎朝の子どもたちの健康チェックをお願いします。「熱がある」「かぜの症状がみられる」ときは、学校を休み、自宅での療養をお願いします。次に、マスクの着用、ハンカチを必ず持たせるようにお願いします。学校には子どもに貸すマスクの在庫がありませんので、よろしくお願いします。最後に、早寝、早起き、食事をしっかりとることを、子どもたちに心がけるよう話をしていただき、子どもたちの体の抵抗力(免疫力)が高まるようにお願いします。学校でも、各担任から指導させていただきます。


 学校では子どもたちに、マスクの着用、石けんでの手洗い(登校直後、給食前、外遊びの後、トイレの後等)をきちんとするように指導していきます。また、「密閉」「密室」「密接」にならないように、教室は常に対面2方向の喚起をする、机と机の間隔をしっかりとる、ソーシャルデイスタンス(人と人との距離を保つ)を意識するように指導していきます。子どもたちが多くさわる場所は、定期的に職員が消毒を行っていきます。子どもさんの学校生活に関わり、不安な面がありましたら学校へ相談してください。


 今後に向けて、もう1つ大事なことは、3月から5月までの3カ月分の学習を取り戻すことです。授業時間を確保するため、6月の第1週目から、国語、算数、理科、社会(せいかつ)を中心に授業を進めていきます。1学期は、1・2年生は7月31日(金)まで、4~6年生は8月7日(金)までとなり、夏季休業を短縮して授業時間を確保していきます。


 今後、子どもたちにできることを全職員で精一杯やっていき、保護者の方ともしっかりと連携しながら取り組んでいきたいと思います。今後とも、よろしくお願いします。

愛情をもって関わることの大切さ 5

令和2年5月13日(水)

校長 水上 智裕 


 今日から、担任が家庭連絡をさせていただいていますが、久しぶりに子どもたちの声が聞け、また、保護者の方からもいろいろとお話を聞かせていただき、担任も喜んでいます。5月20日(水)まで、すべてのクラスでさせていただきます。気になることや不安に思うことは、担任にお話をしていただければと思います。


 私は以前にもお伝えしていますが、愛情をもって子どもたちと関わることを、一番大切にしています。それは私自身の今までの教員生活から、また、以前に児童相談所の方から次のような話を聞き、大変感銘を受けたからです。


 それは、問題行動を起こす子どもの多くは、愛情不足が原因であることが多く、「自分なんか、どうなっても良い。自分がこんなことをしても、だれも心配しない。」と考え、問題行動を起こしていく。しかし、愛情を受けている子どもは、そういう場面になっても、「自分がこんなことをしたら、〇〇が心配する。〇〇を心配させたくない。」と考え、心にブレーキがかかる。その〇〇は、親であることが多いが、親以外のどれだけの大人が、愛情をもって関われたかが重要になり、〇〇の存在になれるという話でした。


 私は、今までの教員生活、その後の奈良市教育委員会で生徒指導の指導主事をしたときの経験からも、問題行動を起こす子どもの多くが、「自分なんかどうなっても良い。」と考え、自暴自棄になっていたことを思い出します。しかし、そういった子どもたちの多くは、とても心が優しかったです。私は、子どもたちと関わるときは、「自分がこんなことをしたら、水上先生が心配する。」と思われる存在になれたらと思い、自分なりに揺るぎのない愛情で精一杯関わってきました。


 どの子どもたちにも、愛情をもって関わっていくことは、自尊感情(自分の存在をかけがえのないものだと感じる)を高めるうえでも、きわめて重要になります。辰市小学校の職員には、揺るぎのない愛情で子どもたちとしっかりと関わってほしいと話しています。私自身も、まだ学校は再開していませんが、辰市小学校の子どもたちに対して、揺るぎのない愛情で精一杯関わっていきたいと考えています。

家庭連絡に関わって 4

令和2年5月11日(月)

校長 水上 智裕 


 5月13日(水)から20日(水)にかけて、事前に連絡しました予定で、各担任が各家庭に電話連絡をさせていただきます。そのときに、子どもさんと保護者の方から話を聞かせていただこうと考えています。


 子どもさんからは、学習課題で分からないところや最近の状況を聞かせていただきます。保護者の方からは、最近の子どもさんの状況や、気になること、不安に思うことなどを、各担任がお話を聞かせていただければと考えています。


 新型コロナウィルス感染防止のため学校が臨時休業となって、3ヵ月近くがたとうとしています。大人でもずっと家で過ごしているとストレスがたまってきます。まして、子どもたちはさらにストレスがたまると思います。そして、ストレスがたまっている子どもを1日中見守る保護者の方も、ストレスがたまると思います。また、子どもさんの学習面のことも、かなり気になっていると思います。本来なら、各担任が直接保護者の方とお会いして、お話を聞かせていただきたいところですが、新型コロナウィルス感染防止のため、電話で対応させていただきます。


 今回、保護者の方から子どもさんの現状を聞き、子どもさんを中心にすえながら、保護者の方と各担任がしっかりと連携を取り、この現状を乗り越えていきたいと考えています。辰市小学校の職員からも、今回の家庭連絡に関わり、保護者の方から現状のしんどさを担任に話していただくように、学校長からHP等で発信してほしいという話がありました。臨時休業中、職員も新型コロナウィルス感染防止のため在宅勤務等で半数の出勤となり、職員もかなりの制約がありますが、その中でも今できることをしっかりやっていこうと前向きに頑張っています。


 話を誰かに聞いてもらうだけでも、自分の気持ちが整理され、ストレスが発散されます。今回の家庭連絡は、各家庭での子どもさんの現状把握が主な目的ですが、保護者の方と各担任との信頼関係構築も大きな目的としています。臨時休業で大変な状況ですが、学校と家庭がしっかりと連携してこの困難を乗り越えていきたいと考えています。今後とも、よろしくお願いします。

「愛情」と「誠実さ」を大切にしていきたい 3

令和2年5月7日(木)

校長 水上 智裕 



 新型コロナウィルス感染防止のため、全国に出された緊急事態宣言が5月31日(日)まで延長されましたが、少しずつですが感染者数が減少傾向にあります。国は今後の感染状況を踏まえ、緊急事態宣言の一部解除等を検討するとしています。奈良市においても現時点では、5月31日(日)までは臨時休校とし、特別受け入れを実施していますが、今後の状況によっては対応が変更する可能性があります。変更があった場合は、できるだけ早くお知らせできるようにしたいと考えています。


 私は、子どもたちと関わる上で一番大切にしていることは、「愛情」と「誠実さ」です。本音と建て前を使い分けて子どもと関わるのではなく、常に子どもの気持ちに正面から向き合い、「あなたのことをいつも大切にしている」という揺るぎない気持ちで、誠実に関わろうと考えています。それは、私の今までの教員生活の中で、多くの子どもや保護者の方との関わりの中で学んだことです。


 私には、病気のため大人になって亡くなった教え子がいます。その教え子とは、私が担任をしているとき、ある対応で放課後に1人残ってもらい、担任としてより1人の人間として、精一杯、自分の気持ちを話したことがありました。その教え子の保護者から、「子どものぼくに、先生は正直に自分の気持ちを話してくれた。先生と生徒の関係以上に大切なことを教えてもらった。」と家で話していたことを聞きました。そして、「一生の恩師に出会えたことに感謝します。たくさんの子どもたちの恩師になってください。」と言葉をいただきました。


 これからは、辰市小学校の校長として、多くの子どもたちの「恩師」になれるよう、頑張っていきたいと考えています。

子どもの気持ちを大切にしていきたい 2

令和2年5月1日(金)

校長 水上 智裕 


 新型コロナウィルスの感染が続く中、奈良県においても4月16日(木)に緊急事態宣言が出され、4月28日(火)、奈良市教育委員会は5月31日(日)まで、臨時休業の延長を決定しました。


 各家庭におかれましては、子どもたちが新型コロナウィルスに感染しないように対応していただき、いろいろとご負担をかけていることと思います。臨時休業中は、国が示している8割の人との接触を減らせるように、人の集まる場所等への外出や、不要、不急の外出は避けていただくようにお願いします。


 今、学校では先生方が、子どもたちの学習習慣の確立、学力の定着に向けて、どのような課題がよいのかを全員で検討し、学習課題を作成しているところです。学校が再開したときに、スムースに学習ができるように各ご家庭で学習するように声かけをお願いします。


 また、5月13日(水)から20日(水)にかけて、各クラスの先生がご家庭に電話連絡をさせていただき、子どもたちからは現状の確認と学習課題に関わって分からないところや質問を、保護者の方からは、子どもさんの現状を聞かせていただこうと考えています。その際、子どもさんのことで気になることや心配なことがあれば、担任の先生にご相談ください。また、この日程以外にも、子どもさんのことでご相談がありましたら、学校へご連絡ください。


 私は子どもと関わる上で、一番大切にしているのは子どもの気持ちです。子どもの気持ちをしっかりと受け止め、悩んでいるときはしっかりと傾聴し、受容と共感の気持ちで関わっていこうと考えています。辰市小学校の職員にも、子どもたち一人一人にしっかりと愛情をもって関わり、ほめて育て、時には厳しく、子どもたち一人一人が学校に自分の居場所があると感じられる学校にしていき、子どもたちの自尊感情を高め、自分はかけがけのない存在なんだと感じられるようにしていきたいと考えています。


 今後もしばらくは、各家庭で子どもさんを見ていただくことになりますが、我々も今、子どもたちにできることを精一杯やっていきたいと考えています。今後ともよろしくお願いします。

社会に出たときに、たくましく生きる力を育てていきたい 1

令和2年4月1日(水)

校長 水上 智裕


 今年度から、校長になりました水上智裕です。よろしくお願いします。私が校長として職員と一番頑張りたいことは、子どもたちが社会に出たときにたくましく生きる力を育てていくことです。辰市小学校の学校教育目標でもある「人間尊重を基盤とした生きる力の育成」にもつながっていくと考えています。


 保護者の方や地域の方ともしっかりと連携しながら、子どもたち一人一人をより良い方向に育んでいきたいと考えています。


 人が幸せだと感じるのは、「人から愛されること」「人からほめられること」「人の役に立つこと」「人に必要とされること」の4つがあると聞いたことがあります。子どもたち一人一人に職員がしっかりと愛情をもって関わり、ほめて育て、時には厳しく、子どもたち一人一人が学校に自分の居場所があると感じられる学校にしていきたいと考えています。今後ともよろしくお願いします。

登録日: 2012年3月1日 /  更新日: 2023年1月31日